もともと我々日本人は、昭和初期まで、ヒューマンスケールが多数を占めていたと考えられます。

それが現代では、ドッグスケールチンパンジースケールが93%以上を占めています。

そう、現代人は、どんどんアゴが矮小化する傾向にあるのです。

ではなぜそうなっているのか?

これについてこれから述べていきましょう。

 

“噛む回数“は卑弥呼の時代のたった1/7~               

さて、ここで重要なのは、現代では、ほとんどの人のアゴが、人間型からチンパンジーの形に近づいているということです。

では、こんなことがどうして起こるのでしょうか?

実は、アゴの大きさは、皆さんが食事のたびにかむ回数によって決まります。

そして、現代人は噛む回数が極端に少なくなってきているのです。

そもそも、「噛む」という一見単純に見える動作には、とてつもない大きな意味があります。

その最初の意味が、私たちのアゴを大きくすること、つまりアゴの成長拡大です。

これを見てください。

人間の歯は、このように上の歯の山が、下の歯の谷にきちんと入るようになっています。

かむというのは、一見複雑な動作に見えますが、実は3つのムーブメントしかありません。
1.真っすぐかむ

2.歯を左右にずらす(歯ぎしりの動作)

左にずらすのと・・・・

右にずらすのと・・・・

 

3.顎を前に出す

この3つの動きが、複雑に混ざり合って、ほぼ無意識に“かむ”という動作になっています。

特に、この2.の横揺れの動きの時に、上の歯の山と下の歯の谷がカチッと入って、グイグイと揺らすことによって、顎は成長拡大、つまりどんどん大きくなってゆきます。

実は、我々の歯のアーチやアゴの大きさが、充分な大きさ(本来の人間型のかたち)になるためには、かなりの回数を噛む生活をしなくてはなりません。

 

ここに興味深いある実験データがあります。

これは、どの時代の人が、1回の食事につき何回ぐらい噛んでいたのかを調べた、ユニークな研究です。

「(よく噛んで食べる 忘れられた究極の健康法 斎藤滋著 NHK 出版)

これによると、卑弥呼がいた弥生時代の咀嚼回数は、1回の食事につき3900回、食事時間は51分もかかっています。

平安時代の咀嚼回数と食事時間は1366回31分。

その後多少の増減はあるものの、江戸時代初期の1465回22分から、戦前の昭和初期まではほとんど差はありません。

やはりぐっと下がったのは現代になってから。

現代の咀嚼回数は約600回、8分、です。

 

つまり、昭和初期までは江戸時代とそう変わらなかった。

これがいつから変化したかというと、1960年代ごろから。

今現在50歳代後半の時代の人たちが、子供のころから崩れるのです。

 

 

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